運動とカルシウム、カリウム、リン酸、乳酸の関係

運動とカルシウム、カリウム、リン酸、乳酸の関係

1. 筋肉を動かすスイッチ「カルシウム」

筋肉が伸び縮みするためには、細胞内にある「筋小胞体」という倉庫からカルシウムイオン()が出入りする必要があります。

  • 筋肉が縮む(収縮): 倉庫からカルシウムが飛び出し、筋肉の繊維に付着する。

  • 筋肉が緩む(弛緩): カルシウムが倉庫へ回収される。

このスイッチがスムーズに切り替わることで、私たちはスムーズに体を動かせます。

2. 激しい運動で増える「リン酸」の邪魔

ダッシュや筋トレなどの強度の高い運動をすると、エネルギー源であるATPやクレアチンリン酸が急激に分解されます。この過程で、ゴミのような副産物として「リン酸」が細胞内に蓄積します。

ここで問題が起こります。 蓄積したリン酸はカルシウムと非常にくっつきやすい性質を持っています。

  • 結合の罠: 本来スイッチとして働くはずのカルシウムが、リン酸と結合してしまいます。

  • 働きの低下: リン酸と合体したカルシウムは、筋肉を収縮させるスイッチとして機能できなくなります。

これが、運動中に「力が入らなくなる」「筋肉が重くなる」という疲労の正体の一つです。

3. カリウムと乳酸の関わり

かつては「乳酸=疲労物質」の代表とされてきましたが、現在ではむしろカリウムの漏れや、このリン酸の蓄積が疲労の直接的な原因であるという説が有力です。

  • カリウム(): 激しい運動で細胞外へ漏れ出すと、神経伝達や筋収縮の効率を下げます。

  • 乳酸: 実はエネルギー源として再利用されます。ただし、乳酸が作られる過程での酸性化が、わずかにカルシウムの働きを鈍らせる側面はあります。

 健康維持への応用

筋肉をスムーズに動かし続けるには、不要なリン酸を効率よく処理し、細胞の「電解質バランス」を整えることが重要です。

  • ミネラルバランスの重要性: カリウムやカルシウムの適切な補給は欠かせません。

  • 酸化ストレス対策: 以前お伝えしたように、細胞膜が酸化ストレスに晒されると、カルシウムを倉庫へ戻す「ポンプ」の働きが鈍くなり、さらに疲労が抜けにくくなります。

次世代ミネラルウォーターe01のような浸透が早く、抗酸化力の高い水での水分補給は、こうした細胞レベルの「スイッチの切り替え」を助ける賢い選択といえます。

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