野球選手、投手の疲労と酸化ストレス、対策
- 2024.07.12
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野球のピッチャーに特有の肉体的な疲労は、投球動作という反復的な負荷が繰り返されることによって、主に肩や肘に集中して現れるものです。
主な疲労部位と原因
- 肩:
- 回転運動を繰り返すことで、肩関節の周囲にある筋肉、腱、靭帯に大きな負担がかかります。
- 特に、肩のインナーマッスルと呼ばれる深層部の筋肉が疲労しやすく、肩関節の安定性が低下することで、肩関節周囲炎や腱板損傷などのリスクが高まります。
- 肘:
- 肘関節は、投球動作で最も大きなストレスがかかる部位の一つです。
- 特に、肘の内側にある靭帯(尺側側副靭帯)に損傷が起こりやすく、これが「野球肘」と呼ばれる状態です。
- その他の部位:
- 肩甲骨: 肩甲骨の動きが制限されると、肩関節への負担が増加します。
- 体幹: 体幹が不安定な状態では、投球動作の効率が低下し、他の部位への負担が増加します。
疲労がもたらす影響
- 球速の低下: 疲労によって筋肉の収縮力が低下し、球速が遅くなることがあります。
- コントロールの乱れ: 疲労によって神経系の働きが低下し、ボールの軌道をコントロールすることが難しくなります。
- ケガのリスク増加: 疲労が蓄積すると、筋肉や関節の柔軟性が低下し、ケガのリスクが高まります。
- パフォーマンスの低下: 上記のような影響が複合的に作用することで、投球全体の質が低下します。
疲労と酸化ストレスの関係について
酸化ストレスとは?
酸化ストレスとは、体内で活性酸素と呼ばれる物質が増えすぎ、それが細胞や組織を傷つけてしまう状態のことです。活性酸素は、エネルギーを作り出す過程で自然に生成される物質ですが、激しい運動やストレスなどによって過剰に生成されると、細胞膜やタンパク質、DNAなどを酸化させ、老化や病気の原因となります。
野球選手と酸化ストレス
野球選手は、激しい運動を繰り返すため、他のスポーツ選手と比較して酸化ストレスを受けやすい状態にあります。特に、投球動作は肩や肘に大きな負荷をかけ、筋肉の損傷や炎症を引き起こしやすいため、酸化ストレスがより一層高まる可能性があります。
疲労と酸化ストレスは、互いに影響し合う関係にあります。
- 疲労が酸化ストレスを高める: 激しい運動による疲労は、体内のエネルギー消費を増加させ、活性酸素の生成を促します。また、疲労によって免疫力が低下すると、活性酸素によるダメージから体を守ることが難しくなります。
- 酸化ストレスが疲労を増強する: 酸化ストレスによって細胞が損傷を受けると、筋肉の修復が遅れ、疲労感が長引くことがあります。また、酸化ストレスは神経伝達物質のバランスを乱し、疲労感や倦怠感を増強させる可能性もあります。
酸化ストレスの影響
酸化ストレスを受けると、以下のような影響が現れる可能性があります。
- 筋肉の損傷: 筋肉の修復が遅れ、慢性的な疲労や筋肉痛を引き起こします。
- 免疫力の低下: 感染症にかかりやすくなったり、ケガの回復が遅くなったりします。
- パフォーマンスの低下: 反応速度が遅くなったり、持久力が低下したりします。
- 早期老化: 肌の老化や関節の痛みなど、身体の老化を早める可能性があります。


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