糖尿病予備群にならないために、酸化ストレスと対策

糖尿病予備群にならないために、酸化ストレスと対策

厚生労働省の2019年調査によると、20歳以上の日本人の約2251万人が糖尿病リスクを抱えています。

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糖尿病予備軍と酸化ストレスの関係について

糖尿病予備軍の方において、酸化ストレスは非常に重要な役割を果たしています。

酸化ストレスとは?

私たちの体は、生命活動を行う上で酸素を利用しています。この酸素がエネルギーに変換される過程で、活性酸素と呼ばれる物質が生成されます。この活性酸素は、ある程度の量であれば体内に存在し、病原菌などから体を守る働きをしています。しかし、過剰に生成された活性酸素は、細胞を傷つけ、様々な病気の原因となります。この活性酸素による細胞へのダメージを「酸化ストレス」と言います。

糖尿病予備軍と酸化ストレスの関係

糖尿病予備軍の方では、以下のメカニズムで酸化ストレスが強まることが知られています。

  • 高血糖: 血糖値が高い状態が続くと、細胞内で過剰な糖が酸化され、活性酸素が大量に発生します。

  • インスリン抵抗性: インスリンという血糖値を下げるホルモンが効きにくくなると、血糖値が上昇しやすくなり、結果として酸化ストレスが増加します。

  • 炎症: 高血糖状態が続くと、慢性的な炎症が起こりやすくなります。この炎症反応も、活性酸素の生成を促進します。

酸化ストレスがもたらす影響

酸化ストレスは、糖尿病予備軍の方の体に様々な悪影響を及ぼします。

  • インスリン抵抗性の悪化: 酸化ストレスは、インスリンの働きを阻害し、インスリン抵抗性を悪化させます。

  • 血管内皮細胞の損傷: 血管の内壁を覆う内皮細胞は、酸化ストレスによって損傷を受けやすくなります。この損傷は、動脈硬化や心血管疾患のリスクを高めます。

  • 膵β細胞の機能低下: インスリンを分泌する膵β細胞も、酸化ストレスの影響を受けやすく、機能が低下することで、血糖値のコントロールが難しくなります。

  • 神経障害: 末梢神経や自律神経も酸化ストレスの影響を受けやすく、神経障害を引き起こす可能性があります。

酸化ストレスを減らすために

糖尿病予備軍の方にとって、酸化ストレスを減らすことは、病気の進行を遅らせ、合併症を予防するために非常に重要です。

  • 食事療法: 糖質の摂取量を控え、抗酸化作用のあるビタミンやミネラルを多く含む食品を積極的に摂りましょう。

  • 運動療法: 適度な運動は、血糖値のコントロールに役立つだけでなく、抗酸化酵素の働きを活性化し、酸化ストレスを減らします。

  • 生活習慣の改善: 喫煙は活性酸素の生成を促進するため、禁煙することが大切です。また、ストレスを溜め込まないことも重要です。

  • 抗酸化サプリメント: 医師や栄養士と相談の上、抗酸化サプリメントを摂取することも検討できます。

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