論文・歩くのが速い人は寿命が長い可能性が示唆されました。

論文・歩くのが速い人は寿命が長い可能性が示唆されました。

以下https://www.nature.com/articles/s42003-022-03323-xより(原文は英語)

Investigation of a UK biobank cohort reveals causal associations of self-reported walking pace with telomere length

歩行ペースとテロメアの長さとの因果関係が明らかになった

歩行ペースは単純かつ機能的な動作形態であり、健康状態の強い予測因子であるが、白血球のテロメア長(LTL)との関連の性質は不明である。ここでは、いくつかの慢性疾患と因果関係があり、生物学的年齢のマーカーとして提案されているLTLと歩行ペースが関連しているかどうかを調査した。英国バイオバンクの405,981名の参加者を対象に解析を行った。

その結果、定常/平均/早歩きの人は遅歩きの人に比べてLTLが有意に長く、加速度計で測定した身体活動の指標では、LTLと習慣的な活動強度との間に関連が見られた。

 

テロメアとは、特徴的な繰り返し配列をもつDNAと、様々なタンパク質からなる構造である。

老化した動物やクローン羊ドリーではテロメアが短かったことが報告されており、テロメア短縮による細胞の老化が、個体の老化の原因となることが示唆された。

 

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