脳を健康に保つ4つの方法
- 2020.06.08
- 健康・ダイエット
1.
運動をする、歩くだけでもOK
ドイツ神経変性疾患センターのKatharina Wittfeldなどの研究によると
「運動に伴う最大酸素摂取量の増加が、認知機能の保持や老化に関与する領域である灰白質と総脳容積の増加と強く関連している」
有酸素運動をしている人は高齢になっても脳の灰白質と呼ばれる部分の体積が多かったとのこと。
2.
お茶、コーヒーを飲む
シンガポール国立大学Yong Loo Lin医学校の主任研究員であるFeng Lei氏の研究によると、
25年間にわたり緑茶、ウーロン茶、紅茶のいずれかを週に4回以上飲んでいた人は、そうでない人に比べて脳の各領域の相互接続が効率的だった
とのこと。
国立がん研究センターと国立循環器病研究センター、全国の11保健所、大学、研究機関、医療機関との共同研究によると
コーヒーと緑茶も同様に脳卒中や脳出血のリスクを下げることがわかりました。
小久保さんは先行研究から、コーヒーにはクロロゲン酸があるため糖尿病の予防効果があると考えている。
「糖尿病は脳梗塞の危険因子の1つです。コーヒーを飲むことで糖尿病が改善され、脳梗塞のリスクが低下するのではないかと考えたのです」http://coffee.ajca.or.jp/webmagazine/health/doctor/77health
3.
タバコを吸わない、肥満しない、血圧を正常に保つ
心血管疾患の危険因子である喫煙歴、肥満度指数、血圧などのスコアが良好な人ほど、認知テストの結果も良好な傾向があることが判明しました。
アメリカにあるエモリー大学医学部のViola Vaccarino教授らの研究
4.
必要ない情報は忘れる
カナダ・モントリオール神経研究所の神経学者で、マギル大学コンピュータサイエンス学部のAI研究者でもあるブレイク・リチャーズ氏
「人間の記憶の本質的な目的は、正確な情報を長期間保有することではなく、貴重な情報だけを保管することでより知的な意志決定が行えるよう最適化することです
「人が生きていく過程で、脳が常に別々の記憶をいくつも思い起こしていると、人は記憶に基づいた意志決定を行うことが難しくなります。
大切なのは、1972年に優勝したアイスホッケーチームがどこかを覚えていることではなく、状況に応じた意志決定ができる知的な人間になることです。
そして、そのためには不要な情報を忘れることが重要なポイントになります」と話しました。
」
人間の脳内で記憶をつかさどっているとされる海馬では、新しいニューロン接続を生成する際に、古い記憶が格納されている領域を上書きしている。
必要のない記憶を何度も思い出していると脳の記憶装置の無駄なエリアがいつまでも開放されず、新たな記憶を書き込むことができません。
なので、必要のない情報はどんどん捨てて、今の自分に必要な情報だけを記憶させたほうが脳のハッピーなエリアが増えるということになりますね。