CIGS太陽電池とは、銅(Cu)、インジウム(I)、ガリウム(G)、セレン(Se)の4種類の元素を使用した発電方式です。
メリット
・熱に強い、暑い日でも発電量が落ちにくい
ソーラーパネルは熱があると発電容量効率が下がりますがCIS,CIGSでは、発電量が落ちにくい。
・軽い、工事が簡単、船舶、自動車などにも
薄くできることにより重量も軽くできます。そのため、架台や支持構造体を簡単にすることができ、工事費用、周辺部材費用を低減できます。
また運搬費用、組み立て作業や人員を減らすことが可能です。
船や自動車のような軽いことがメリットになる用途にも応用できます。
穴あけ禁止の屋根などにもテープで貼ることで対応できます。
・影になっても発電量が落ちにくい
シリコン型は一部が陰になるだけで全体的に大幅に発電量が下がりますがCIS,CIGS型は陰の部分だけが発電しにくくなるだけです。
・CIS型よりもさらに発電容量効率がよい。
ガリウムを加えて発電容量効率を高めています。
・薄くできる、デザイン性も両立
シリコン型ソーラーパネルの100分の1にできます。そのため、柔軟に曲げることが可能です。それによりデザイン性を重視する建造物などの用途にも使用できます。
・その他の資料
・CIS/CIGSは5年で1.5%劣化、アモルフォスは5年で5.7%劣化、単結晶シリコンは5年で3.2〜3.9%劣化、多結晶シリコンは5年で2.3〜2.8%劣化
以上のことから、発電効率が、単純に一次関数で減衰していくと仮定した場合のグラフが以下です。
縦軸は発電効率、横軸は年です。
※FLEXシリーズはCIGSです。
出典: http://太陽光発電メリットとデメリット.com/life-of-solar-panel/
環境にやさしいCIGS系ソーラーパネル
・結晶シリコン系パネルの発電セルの原料インゴットを生成するには、大量の電力(エネルギー)を必要とします。
シリコンを使用しないことで製造時のエネルギーを抑えられるため、一般的にノンシリコンの場合はより環境負荷の低い製品となります。
またシリコンは熱に弱い性質を持ちます。
夏場の高温化では結晶シリコン系の発電量が出力に対して落ち込む傾向があるのに対し、
化合物系パネルは高温化でもパフォーマンスを高く保ち、結果的に出力に対して得られる発電量がシリコン系より多くなることが多くの実験で証明されています。
出典: http://standard-project.net/solar/words/non-silicon.html |